1953-07-29 第16回国会 参議院 運輸委員会 第20号
併し日本の港湾、或いは後方の荷役の関係上、石炭のごときは荷主がたくさん分れて、そうしてそれもなかなか従来大阪あたりでグレーンを設置して、却つて予想通りには行かない、やはりはしけ問屋があつて二、三千トン級の船で運ぶということは却つて高いものについたというような経験があつたのですが、一応計画としては、港湾を整備されればされるほど港湾運送事業というものは、私はこれは減るべき性質のものであると思うのです。
併し日本の港湾、或いは後方の荷役の関係上、石炭のごときは荷主がたくさん分れて、そうしてそれもなかなか従来大阪あたりでグレーンを設置して、却つて予想通りには行かない、やはりはしけ問屋があつて二、三千トン級の船で運ぶということは却つて高いものについたというような経験があつたのですが、一応計画としては、港湾を整備されればされるほど港湾運送事業というものは、私はこれは減るべき性質のものであると思うのです。
多少時期の、ズレもあるといたしまするが、原材料は大体七〇%から七五%くらいは入つて、予想通り入つて来ておるかのように考えます。工場在庫は漸次減つて来ておる、これはお話の通りであります。
これの制約を受けますることによつて、予想通りの増産を上げにくい。従つて目下のところでは、内地の需要には十二分にマツチし得るけれども、輸出の方へはあまり期待できないという状態にあることをあわせて御了解願つておきたいと存ずるのであります。
それが今年度の予算では、緊縮によつて予想通りの予算がとれなくなつたものを生じているように聞いております。これらの問題に至つては、政治的にその予算をいかにすべきかということが問題となるといたしましても、これは政府支拂いの促進を問題とする当委員会ではいかんともするを得ない性質の問題であります。